ブリッジとインプラントのそれぞれの特徴を知る

子供の歯(乳歯)の場合はほとんど自然に抜けるので、特に抜けた後の処置は必要ありませんが、大人の歯の場合は違います。
抜歯後の歯茎はケガをした時と同様出血します。乳歯が抜ける時はもうすでに歯の根っこが自然に乳歯に吸収されて自然に取れるので出血はほとんどありませんが、大人の歯の場合は根っこから無理やり抜くので出血するのです。ですので止血して血が止まってからもうがいをするのは避けましょう。せっかく固まった血がまた流れて出血してしまうことがあるからです。
また、抜歯をしたところは傷口と同じですのでむやみに舌や指でいじらないようにして下さい。雑菌が入って感染を引き起こす原因にもなりますので注意しましょう。
抜歯後の注意事項は歯科医院から説明を受けると思いますが、聞き流さずにしっかりと聞くようにしてください。当日の入浴や激しい運動、飲酒はまず止められます。どれも血行を促進して血の循環をよくするもので、出血が止まらなくなる恐れがあるのでやめておいた方が賢明です。
きちんと止血され、傷口がふさがってきたら今度は次の治療になります。ブリッジにするか部分入れ歯にするか、それともインプラントにするのか、これは抜歯をする前に治療計画としてあらかじめ決めておくという歯科医院が大半になります。抜歯後の補綴を含めて一つの治療として考えていくのが通常のスタイルだと思います。
一つの歯が無くなるだけという考え方では気がついたら全部の歯を失うことになります。抜歯は最終手段であり、根っこだけでも残せた方が本当は良いのだということは認識しておいた方が良いでしょう。